2010年 07月 15日
杉染めしました。
ほっとステーションを「杉」それも間伐材を利用した
空間作りをしています。
なかなかすてきですよ~!
また、オリジナル商品を「杉」を利用して何かできないか
考えてきました。
2年前から杉の葉でピンクに染めてみたいとがんばっています。
染色家の秋元先生に協力してもらい
去年やっと綿をピンクに染めることができました!
担当がはるちゃんだったので、媒染液のpHのデータ集めや
染液の煮だしの仕方、染める時間のデータ集めと
実験をくり返してやっとレシピができあがったんです。
今年は媒染液をいろいろ使って色のバリエーションを
試すことにしました。
杉の葉は常盤ときめき隊の小林甚ちゃんに頼んで
取ってきてもらいます。
甚ちゃんのすごいところは
杉の葉、それもホントの枝先だけ持ってきてくれるんですよ。
今頃の杉染めが一番好きで、見てわかるとおり葉の先が
黄緑色で新しい葉なんです。
これを煮出すと杉の香りが部屋中に漂って森にいるみたい。
他の季節の杉はこんなに香りがしないんですよ。
不思議ですよね。
色が変わり、ゆっくりと煮だしていきます。
染液ができるまで一日がかりで、染めは次の日ですよ。
今回は媒染用に銅、鉄、灰汁、みょうばん、と
4種類用意しました。
銅、鉄は扱いが初めてだったので、先生に教えてもらいます。
時間がそれぞれ違うので大変!
左が染液で染めたもの、右が染める前
媒染したもの、左が鉄、右が銅ですよ。違いますね。
できあがりです!色の違いがわかりますか?
左から2枚づつ、銅、灰汁、みょうばん、鉄になります。
はるちゃんは鉄の濃いグレーがいいかな、と。
この出来た布がどうなるのかは、またのお楽しみに!
で、ちなみに去年はできた布を利用して針刺しを作りました。
うさぎはおまけにくっつけてます。けっこう喜ばれましたよ。
毎回手順はレシピ通りにやっているんだけど、
その時期の杉で色の出方が違うんです。
自然のその時のものを楽しむのが
草木染めのいいところなんだな~と
やっと思えてきたところ。