2014年 11月 12日
旧料亭「金勇」でお呈茶と「お香の祭典」
さて、この美しいお庭は、能代が誇る木造建築「旧料亭金勇」でございますよ。
10月から秋田県は「秋田県国民文化祭」で盛り上がって
11月3日が最終日となったのでした。
そして、最終日の応援事業として、裏千家久喜・神田社中の呈茶会と
「お香の祭典」での体験お香席が行われました。
ということで、はるちゃんも呈茶のお手伝い。
お道具を揃えて、お花を飾ります。
たくさんの花や枝の中から、そこにあるように。
花器の敷板は、直前までぬらしたタオルでしめらせておきます。
お軸は「謝茶」。いい意味です。
実はそれこそ直前まで、右が下がっている、左が下がっていると
位置が定まらなかったのですが、決まったらぴりっとして。
裏方の水屋で。お湯でお茶碗を温めて、お菓子をセットして
いいお水を沸かして、と準備してますよ。
久喜先生もおめかししてお客さんを迎える準備してます~!
大変失礼なのですけど、かわいらしい~。
お運びの方達も準備OKです。
こんな感じで、秋のお庭とお茶を楽しんでいただきました。
たくさんの方達が来て下さいましたね。
社中のみなさんお疲れ様でした。
はるちゃんは午前中、裏方でお茶を点てるお手伝いでしたが
午後からは、能代では初めての「お香の祭典」に参加してきました。
金勇の2階大広間での開催です。
御家流宗家の「組香」というのを体験してきましたよ。
簡単に言うと、4種類のお香の名前当てゲーム。
それもここ秋田にちなんだお香を組み合わせてくれるのです。
「秋早く稲はかくれてみちのくの鳥海山に雪はふりけり」
という句をもとにね。
お香も「稲刈り」「みちのく」「雪」「鳥海山」という名前が。
まずは、稲刈り、みちのく、雪の順番にお香をききます(嗅ぐとは言わないんだそう)
各お香の特徴をちょっとメモしながら記憶します。
この時点で、もうあやふやになっています!大丈夫か?
そして、4種類のお香を次々ときいて、用紙にお香の名前を記入していくのです。
いや~、難しいけれども五感がフル活動する体験でした。
教えて下さる方々は、とても親切で初心者さんにもわかりやすくて
楽しいひとときを過ごすことが出来ましたね。
お香のお道具の展示もすばらしかったです。
なんか別世界を体験できたような、優雅な一日でした。
旧金勇では、これからもいろんな企画がありますので
この空間と企画を楽しんでみてはどうでしょうか?